2014年4月28日月曜日

溶岩巡検

< 函館火山は、いくつかの活動時期があったとされています。古いものから、立待岬溶岩、千畳敷集塊岩、高竜寺山溶岩、千畳敷溶岩、そして御般山溶岩をつくった活動になります。函館山の火山岩は、安山岩質からデイサイト質のマグマからできていますが、溶岩ごとに特徴があり、このような区分されています。  立待岬溶岩は、流れたつくりをもつ(流理構造といいます)溶岩です。千畳敷集塊岩は、角礫状の溶岩とその間を埋める凝灰岩からなります。高龍寺山溶岩は、分布は少ないのですが、大きな斜長石の結晶(斑晶と呼びます)をもっています。千畳敷溶岩は、平らな台地をつくっている溶岩で、白と黒の縞状の流理構造をもっています。御殿山溶岩は、函館山山頂を中心に分布する溶岩で、やはり流理構造をもっています。>以上大地を眺めるから転載

・寒川火山噴出物層(中新世末期):この地域の基盤岩となっている。
下部より噴出時期(鮮新世末~更新世)は四つに区分されている
1寒川噴出物層
1立待岬溶岩
2千畳敷集塊岩
3高竜寺山溶岩
4千畳敷溶岩及び御殿山溶岩
・高竜寺山溶岩
石材資源として砕石された跡地
灰色の角礫崖が見える:大きな斜長石の斑晶を含んでいる

・寒川火山噴出物層
・寒川火山噴出物層
・寒川火山噴出物層:海水浴(泳ぎ)の場所として、立待岬同様よく利用されていた

・寒川集落へ通じる吊り橋は 今は破損したままで そのコンクリート製の橋脚が残る
・寒川火山噴出物層の急斜面
・寒川火山噴出物層の砕石跡の崖が、シナノキ林越しに見えるた
・寒川火山噴出物層の岩塔に立つ 要塞用に造られた煉瓦構造物
・高竜寺山溶岩と寒川火山噴出物層の接線にできた断層に沿う凹型急斜面の中に立つ 穴間神社
・寒川火山噴出物層の岩稜に立つ煉瓦構造物
・火山噴出物層の弱線に沿って出来ている大キレっト
・仝上のキレっトにビビる
仝上のキレっト
仝上のキレっト
仝上のキレっト全景
寒川
・二つの断層間に挟まれた深層崩壊の末端部に開けた旧村跡
・千畳敷集塊岩層<角礫状の溶岩とその間を埋める凝灰岩>
・ 千畳敷集塊岩層
・千畳敷集塊岩層
干潮時に現れ、ヒタヒタト歩けるテラス状の地形
満潮時は岩窟底部近くまで潮は満ちる
ウミウの営巣地 集塊岩層の上に溶岩
・ 千畳敷集塊岩層の上に
千畳敷溶岩(集塊岩はウミウの良い営巣地:子育中)
白色は 彼たちの糞色


・家のように大きな集塊岩の岩塊
尻を大きな岩を乗り越えるときに 角礫状の溶岩に尻をひっかけてしまい 30cmの長さに裂いた

・大きな集塊岩は「やすり」のように こ擦れる 滑り降りは厳禁だった
・立待部が見える おおはな部から
・おおはな部は 岩屋に名をはせる オーバーハング状の岩壁だった
・おおはなを南に回ると 垂直節理の上は 密な自然更新のクロマツ群
南壁は集塊岩層
・10数年ぶりに人気の多くなった南壁は、集塊岩層: 海蝕崖に表出していた

・1石英安山岩の角礫 2その間を埋める黄褐色の凝灰岩が・・・


・南壁 
・ 立待岬溶岩(下部に集塊岩並ぶ):
試みたが、なかなか立待に回れる箇所を見つけられない しかたなく七曲にエスケープした

緑色角閃石,紫蘇輝石,斜緑褐色角閃石,斜長石,石英が主鉱物