2019年11月7日木曜日

白神岳352.5:天狗山308

北海道の最南端・松前半島の白神岬の分水嶺を歩きました。松前町と福島町の町境の白神岳352.5~天狗山308を往復しました。地理学的な端っこにいるだけで何か特別のようになってしまいます。
西に 渡島大島・小島、海峡に沿う海岸線、北に大千軒への山並み、東に知内火山山地、北東に尖岳・七ツ岳七峰などは北海道側の地形です。
海峡の向かい側は小泊岬、竜飛岬、津軽半島、陸奥湾、下北半島などは本州側の地形になります。

 津軽海峡へ流れ入る対馬暖流を眼下にしていました。潮の流れは大陸の大河の川面のようにゆったり流れていました。これほどの流れの速さと幅と深さはすごい力が働いていると思われて、はたして誰の力なのか?と思いました。

潮の流れは、親潮(千島海流)が太平洋側の海峡の出口で引っ張る力なのか?。津軽海峡入口の日本海側から対馬暖流が押し入れる力なのか?。または、他に海峡の流れを支配するどこかに有る力なのか?。地球の自転がそうさせるのか・・・・・。流れの幅はほぼ20kmくらいだから、海水は秒速何トン?。流れる潮面の圧倒的な力の大きさに心を取られました。


↓ 白神岳352.5m:山頂まで木が植えられていました。成林の成否は▲▲%?。不成績に終わるだけでなく、元の笹生地に戻るのだろうか。
↓ 一等三角点です。北海道最南端の三角点だそうです。・20㎝四方の標石と保護石が見えます。:クマイザサの稈の細さと丈の短さが印象に残りました。



 

↓ 小島が見えます。右奥に肉眼では大島が見えました。写真ではかすんで見えないです。



↓ 松前湾の先に松前漁港と弁天島先が見えます。大島もこの先の方向です。

↓ 東の方の海岸線と知内火山山地(右から矢越岬・知内丸山・知内岳・岩部岳・池の岱山)眼下の海岸沿いの集落は吉岡集落。

↓ 左の最高峰は七ツ岳。さらに右へ牛岳・馬岳・燈明岳・親岳・尖山が見えました。右端には福島町の三岳にある池ノ岱山526.4m。

↓  大千軒へ続く分水嶺(支庁界)の山並み(松倉山・周防堂山)。

↓ 天狗岳から見る本州側の地形:小泊岬から竜飛岬・陸奥湾・下北半島。光に満ちた海面は海峡の流れを見せてくれました。膨大な海水が東に向かって流れています。(親潮と黒潮がぶつかって東に流れる海流ができるらしい。それに吸い込まれるように津軽海峡の東流ができるらしい。)
↓ 渡島半島の基盤岩(松前層)が大千軒岳から白神岬まで露出している様子が分かる5万地質図。白神岳と天狗山辺りに第三紀層では最も古い福山層(2000万年前)が帯状に見られる。
 ↓  白神岳で見た福山層(陸成層)の赤石と白い凝灰岩。

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