2010.10.02(土)
日暮山の登山口は155m。山頂へのアタックを目的とする「登山」、山の中を歩く「トレッキング」、家族と楽しむ「ハイキング」に分けると今日の日暮山山頂(303.4m)は・・・?「登山」のブランク10年、これを埋めようとすると初日だから、「登山を目的にした日暮山」にしたほうが、気分がのっていい。「次はどの山にする」となるからだ。
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1/2.5万大沼公園
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1/5万地質図:日暮山の地質は駒ケ岳火山と別のものであった。橙色は流山系統・ピンクは駒ケ岳降下堆積物・灰黒色は三九郎岳や二股岳と同等の鮮新世の峠下火山砕屑岩類であって、駒ケ岳火山域の下へ潜り込む類のものであった |
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登山口:左にトチノキ右にセンノキが自生し肥えた土地を示唆 |
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道路の左側にヤマハンノキが並ぶ。道路開設時の切り土に自然更新したものと分かる。山側はミズナラ林。谷側はハルニレ、オヒョウ、ミズキ・・・など土地条件に恵まれた土壌に立地する樹種たちだ |
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大型の果実トチノキ、クリ、ミズナラ、コナラなどが大量に落下する季節だ。今年の北海道ではカンバ類が大凶作らしい。ここもその例にもれないようだった |
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登るにつれてシラカンバが多く混じるようになってくる |
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上図カシワ・ミズナラ、下図コナラが駐車場沿いに並んで出てきた。3種同生は駒ケ岳山麓の特徴といえよう。国道の西側にはほとんど見られないことがらだ |
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山頂付近のミズナラ林。いかにも風衝樹形だが、裸地状態から発した林であろう |
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山頂の植生⇒高木:ミズナラ・ハルニレ・エゾイタヤ・ヤマハンノキ・シナノキ、亜高木:コブシ・ヤマグワ・バッコヤナギ、低木:マユミ・クマイザサ・ノリウツギ、草本:ヨモギ・ヒメジョン・キンエノコロ・トリアシショウマ・エゾニュ・クルマバナ・タケシマラン・オオブキ・オオイタドリ・ノコンギク・オオハンゴンソウ・ウド、蔓:チョウセンゴミシ・ノブドウ・ |
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中秋三題:山頂のマユミ、白樺の脚を飾るツタウルシ、現代オペラ舞台を思わせるミヤマニガウリのカーテン |