カタクリの大群落に目をやりながらも、 わくわくしながらいよいよ赤岩と初対面。中赤岩の「奥リス」のガレ場に到着。 用具そして装着の学習から始めた。
「ダブルバンド裏」の岩で下降器なしの肩がらみで、 オドオドしながら懸垂下降。「たまご岩」に移っては「 待機する時にセルフビレイ必須」と諭されながら、 トップロープで登り・下降を繰り返した。 再び奥リス。「ナメコスラブ」 をトラバースする半円ルートをこなす。
仕上げが高さ15mの「ノーマルルート」。トップロープでよじ登り・懸垂下降をした。 恐ろしいもので、数mを肩がらみでオドオドしながら下りたのに、 1経験を重ねる 2用具を正しく使い 3指導者に恵まれることで…こんなこともできちゃった。奥リスの経験値を得ておおいに満足した。
「奥リス」 で1ランク上のレベルのルートをスルスル上下するのは、(08.03.09大天狗山(積丹)に同行した知人の山岳ガイド高山氏だった。思いがけずも旧交を温めることができた。
赤岩でも比較的簡単なルートと言われるけれどスリル 満点、アドレナリン旺盛な少年の心で岩登りを楽しめた。地球の丸さが見える 海原広がる向こうに増毛や積丹の白い峰々、 奥リスから名のある窓岩リッジも見えた。 エゾヤマザクラやオオカメノキの花咲く明るいミズナラを主とする雑木林、 林の中はみずみずしい新緑に光るツルアジサイ・・・山笑う季節、山屋が笑う赤岩日和だった。
赤岩でも比較的簡単なルートと言われるけれどスリル
早朝4時に函館を立って8時過ぎに赤岩峠に立つ /赤岩峠に建っている 風景林の大看板 /ニセコ積丹小樽海岸国定公園にある火砕流の海岸 |
大看板の横にあって如何にも岩登り盛んな時代 雰囲気を感じさせる看板/中赤岩周辺拡大図 |
奥リスから名のある窓岩を望む /赤岩海岸は赤岩ブルー・・・ /春紅葉の雑木ブッシュの中に /今を盛りの紅のエゾヤマザクラ・白のムシカリ |
目を凝らすと動くものが・・・ |
個人装備のチェック 装着を入念に指差呼称 |
奥リスのナメコスラブをヒョイヒョイ登る /赤岩の主Mr.numazakikatuhiro |
ナメコスラブの上部 |
ナメコスラブのトラバース/奥がノーマルルート |
奥リスノーマルルートを行くMr.Ka |