2012年5月8日火曜日

香雪園

.  我家から香雪園を往復した。8kmを2時間かけた。日吉町から滝沢町へ貫けるトンネル工事中の文教通(ラサール高校~函館大学)を経由した。昨日より日差しがあり風も穏やかだったからチョット汗ばんだ。<最高気温昨日16.4、今日19.1℃>


↓   空洞の樹幹  さくらは満開の時期だった。緑のセンター前で休憩した。目の前にかなり傷んだサクラが立っていた。空洞の状態を上から首を突っ込んでのぞいてみた。下から上までを貫いて、しっかりカステラ状に、褐色を呈して腐朽していた。腐朽の進み具合は太さの90%程度でもあった。なかなか管理がたいへんなようで、化学的、物理的な治療が施されていた。

 ↓    見晴らし公園内の香雪園は、素封家岩船家の別荘として使われてきた来歴がある。昭和2年から市民に開放されているが、平成13年に「名称」(北海道唯一の国指定文化財庭園)の指定を受けてから、管理はそれに沿うようになったという。スギの庭園は苔の林床に管理され(1)、排水の側溝は樋状の木製で作られ(2)、排水の行先は湿性の植生域(3)として管理されていた。


↓1  苔の林床(スギ庭園)

 ↓2  樋状の木製側溝(工事中)

 ↓3  樋の先に湿性植物
ネコノメソウChrysosplenium grayanum 葉は対生で雄しべが4個が特徴。
多くのネコノメソウはおしべ8個。
対生種はネkノメソウ、マルバネコノメソウ、チシマネコノメソウ。