2012年5月12日土曜日

枝垂桜(大野法亀寺)

2012年5月12日(土曜日)
. 朝5時に函館を発って、Sakag・SHO両氏と厚沢部町当路の山に出かけた。函館の空模様は海霧があっが西から天気は快方に向かうだろうと考えて峠に向かった。中山峠を越すと低温の気団の仕業であろう黒雲が、そこここに低く垂れていた。

. 厚沢部川を離れ当路林道に入った。伐採作業中の町有林を過ぎて間もなく、防火帯が明瞭な国有林へ入った。ポロナイ川へ下りる前に落石があって、車はここまでで、林道を沢沿いまで下りることはできなかった。
. 林道沿いの町有林で伐採していた場所は、厚沢部町に出向した時に、複層林造成と称して、下北半島の苗畑から実生から育てた苗木を購入し、トドマツ植林地の下層に樹下植栽したものだった。上木のトドマツがいらなくなって伐採しているもようであった。懐かしい風景・そして場所に出合ったものだ。
. さらに懐かしい思い出は、今日のお目当ての幌内山は、1992年3月22日に雪上を登った。その時は頂の西方コナサイ側から登頂している。今回試みるのは頂の北東ポロナイ川側から登頂を試みることになっていた。楽しみのひとつは「20年の経過後、ヒバ林域の展望の変容は如何に(!)」であった。

. 明日の好天に期待をつないで、また出直すことにした。SHO氏は明日8時半まで用件があり、Sakag氏と僕は明日の仕事を今日中に片づけて、明日朝8時30分にまた集合してリベンジ登山、幌内山に登ることにした。

. 桧山地方のヒバ林は、八幡岳と瓜谷山の間の窪み状の低山にある。その窪みの真ん中にある幌内山からのヒバ林の展望は、NHKのM・Yディレクターへ知らせる情報になる。明日になった幌内山はそのテーマもある(さわやか自然百景)。

. 帰路幾つかの林道状況を確認した後、大野に詳しいSakag氏の案内を頂いて下記の「枝垂桜」と大野川沿いの「土手の桜並木」は思いがけない見分ができてうれしいみやげとなった。
枝垂桜は太く、広い樹冠で立派な姿で立っていた。推定樹齢は300年と案内されているが、勢いは樹幹もどの枝も、まだまだ生活力にあふれていた。

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<法亀寺のしだれ桜と小山内龍>
法亀寺は日蓮宗実行寺の末寺である。1849年(嘉永2)大野村東下町に法亀庵として建てられ、そ後法亀寺に改称し、1889年(明治22)現在地に移転した。
境内にある一本のしだれ桜は推定樹齢300年で高さは12mくらい。垂れ下がった枝いっぱいに花が咲く。これほど見事な桜は珍しいという。
また、小山内龍(本名深田鉄三郎)は函館に生まれ東京で漫画家、絵本作家として活躍した。「昆虫放談」は名作である。1945年(昭和20年)戦災に遭い本町に疎開し翌年なくなった。小山内龍は法亀寺に眠っている。
法亀庵建立に尽力した中村金兵衛や大野小学学校長田中幸次郎の墓、果樹王と呼ばれた岡山峰吉の碑などがある。                         平成11年10月大野町教育委員会

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<岡山峰吉の碑>
碑文は「岡山峯吉君は理想に近き実業家なり、君を失いしは大野村の一大損失にしてヽその誇りとする青年の指導者を失いしなリ」の一節から始まる.
明治末期から大正中期にかけて、村民から『果樹王」と呼
ぱれた岡山峰吉は、明治四年(1871)、茨城県河内郡太田で生まれた.同三十一年七月、長沼を経て、単身大野へ移住している.峰吉の果樹園はかつて山田政人が果樹園を試みた地で、苗床十町歩、果樹園十町歩を経営し、リんご、なしヽ桜桃、ぷどうを栽培、年産額一万円の収穫を得るまでに成功したことか碑文に記されている.
その努力と大成功に村民から敬愛されたか、大正九年(一九二〇)三月、数え年五十の春に他界した.石碑は同年六月、峰吉の妻・蘭によって向野の道路沿いに建てられ、後に法亀寺に移された.碑文を書いた伊藤松太郎は函館の教会の牧師で、峰吉は熱心なクリスチャンでもあった。
短命で後継者のない、はなない果樹王であったが、法亀寺の墓に刻まれた遺言と思われる「我は復活也生命なリ」と、う句から、世俗を達観した人であった。   
平成十八年三月 北斗市教育委員会
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オホーツクではたしかな雪
1~2か月戻る寒さが覆う北海道
函館は最低6℃最高12℃
寒い風が吹いている
青空がのぞいたり 黒雲の塊が流れたり
寒い気団のなせる空模様
オーシャン球場で斎藤が投げている
2回表で9失点 失策も手伝っている
試合に作り上げる力が試される
淡白では 認められない
目的意識的にはここでも・・・