2019年2月14日木曜日

吉野山

2019.02.14(日)
 軍川の吉野山に行ってきた。登頂後の復路に期待していた。旧国設スキー場のゲレンデ敷を降りるルートは、スキー場廃止後の森林遷移途上の様子を見られる。はたしてどのような遷移が見られるか。



函館の早朝はー12℃だったので軍川はもっと冷えていたと思う。良い天気で、登山口の西南方向のポコ・321峰は引き締まる姿がうれしい。
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登山口に国有林の看板が立っていた。かなり古いカラマツの林だった。
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 カラマツ林は伐採されたのか、林内の高い照度があって下枝も生きている疎林だった。
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太いカラマツを目的にした管理であろうか。樹冠が清々と空に広がっていた。
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幅広いベルト状に伐採されて、伐採跡地は広葉樹の自然更新を期待しているのであろうか。植林した様子はない。




斜面の下の方は.トドマツの壮齢な林だったが、上部のベルトは北欧のマツ科のpicea属spruceが立っていた。やはり伐採跡地は広葉樹が自然更新していた。 
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吉野山の北尾根に出た。こちらは雑木林が吉野山頂まで続いていた。
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尾根直下、西斜面に太いブナが見られた。
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吉野山頂上。左が旧ゲレンデ敷の跡地で幼齢の雑木林になっていた。左側は高齢のブナ林で、森林の様子は、ゲレンデ跡地と一線を画していた。
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南西に伸びる定高の尾根が伸びる。南側に落ちる雪庇は雪堤を形作っていた。
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老齢だが端正なブナだったが、太枝に不朽が入り折れて落下した後か。主幹の内部の不朽はさらにスピードを増していることであろう。
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・トドマツに熊の爪の痕。小熊が遊んだ爪の痕はまだあまり時は経っていない。
・往路は青空、復路は曇り空。
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